切っても切れないフレンチブルドッグと飼い主の温かい関係 の続き
新年明けましておめでとうございます。
歳を重ねるにつれて、月日の早さに驚くようになりました。
本当に1年ってあっという間ですね。
もっとびっくりするのが、我が家の子ブヒ(オスの双子フォーン)の成長スピードです。
双子なのに1頭は父親似で、もう1頭は母親似です。
生まれた時は手のひらに乗るほどの小ささだったのが、今年は2歳になろうとしています。
参考:フレンチブルドッグは生後10週目までがムチャカワイイ!
兄貴は体は父親と見分けがつかず、顔は父親より大きくなりました。
もう子ブヒなどと呼んでられません。
弟はちょっとスカシタ性格でしたが、最近急に甘えん坊になりました。
全部で6頭がすべて大人の体格になりました。
そのうち4頭がフォーン族です。
人間社会と同じだな、と思うのが、数が多い方が権力を握るということです。
パイドやブリンドルを完全に支配下に置こうとします。
手口は同じです。
パイドやプリンドルのどちらかをあらかじめ絞って狙います。
今回はブリンドルでした。
最初に弟が鉄砲玉になり、ちょっかいを出します。
先輩格のブリンドルは軽くあしらいます。相手にしません。
そこに兄貴が加勢します。
ふたりがかりで吠えながら部屋の隅に追い込みます。
いくら気の優しいブリンドルもさすがに頭にきて逆襲します。
2頭の双子がひるんだその瞬間を父親と母親が見逃しません。
一気に4頭で囲みます。
1対1なら互角以上の戦いができるブリンドルも、さすがに多勢に無勢、音を上げてしまいます。
ブリンドルにしてみれば、その昔は平和であった国が、フォーン族が移民として入ってきて勢力を拡大し、いつの間にか隅に追いやられるという状況です。
庇を貸して母屋を取られる、のことわざ通りです。
こういう光景を見るたびに思います。
犬には人間のように年上を敬うという頭がまるでありません。
あるのは「こいつには勝てるかどうか」の1点です。
少しは先輩に敬意を払い、長老の言葉に耳を傾けたらどうだ、と言いますが、まるでわかってくれません。(当たり前ですね)
こういうことに気が付くのも多頭飼いの面白さです。
フレンチブルドッグの顔を見ていると、つい「こいつは人間じゃないか」と思ってしまうことがあります。
「俺の言ってること、本当は解ってんだろ」と言ってしまいます。
でも、やはり「犬」です。
人間ではありません。
正月ボケでまったりとしてテレビを見ると、西欧諸国の移民問題をやってました。
「うんうん、よくわかるよ。我が家のリビングでも同じ状況だよ」
今日は何が言いたかったかと言いますと、
たまってた仕事や家事をやらないといけないのに、6頭のブヒに抱き着かれて、その悪魔的な温かさに身動きが取れず、ずるずると時間が過ぎていくあせりと、もういいや、という投げやりな気持ちをお伝えしたかったのです。
さっきまでケンカしてたフォーン族とブリンドルもべったり引っ付いて膝の上にいます。
まあこういう日が年に数回あってもバチは当たらないでしょう。
至福の時でした。