愛犬の写真を見て、「あれ?」と思ったことありませんか?
毎日顔を合わせていると気がつかないことが、写真を取って見ると、
「うちの子ってこんな感じだったっけ?」と気になって1年前の写真と比べてみる。
見ると、昔なかった目の下のクマや、毛ヅヤの変化、歯ぐきの色など意外な発見をすることを経験した人もいるでしょう。
昔から言われています。「写真はうそをつかない」と。
ありのままの現実をすべて確実に表します。
生まれて間もないころから1歳半くらいまでは成長の過程が楽しめます。
あんなにちっちゃくてかわいかったのが、あれよあれよと言う間にしっかりした成犬になるころまでは、明るく楽しい変化を見ることができます。
やがて成犬から老犬へ歳をとるにつれて、マイナスの変化に気がつくようになります。
人間でもそうですが、人生も折り返し地点を過ぎるとだんだん写真の中に自分を探すのがうれしくなくなってきます。でも仕方ありません。
人間も犬もいい歳のとり方をしたいものです。
犬は人間の言葉が話せないので飼い主がしっかり見てやらないといけません。
いつも一緒にいる人よりたまに見た人のほうがドキッとするほど的を得たことを言う時があります。
写真はその役目を果たしてくれます。
私も愛犬の様子がおかしくて、ためしに半年前の写真を見て、その顔つきと目に明らかに疲れを見せているのがわかって、念のために獣医さんに診てもらったら、肝数値が異常に高く、緊急処置をしてもらったことがありました。
犬がアレルギーで皮膚炎を起こしている時も助かります。
皮膚の色、毛の抜け具合など、どんどん悪くなっていく様子がわかりますし、治療してだんだん良くなっていく過程も写真のほうがわかりやすい時があります。
股関節や腰を痛めた時は写真より動画のほうが歩き方などの動きがわかりやすいこともあります。
写真でも動画でもたくさん記録に撮っておいて損はありません。
何気なく撮った一枚の写真が後で見比べた時、愛犬の異常に気がついて命を救うこともあります。
人間に比べて寿命が短く濃い時間を生きる犬は体の変化も速いものです。
愛犬家にはカメラ。手放せません。